零細企業の社長は辛い

いろいろあって起業したので、その経験や経緯等を記載したいと思います。

困る依頼

またまた大分期間が空いてしまったので、久しぶりの更新。まーそんなに変りなくやっているので、進展もないですが(笑)

システム屋ということで、困る依頼がまれにある。

担当者:AIの時代って社長に言われたので、AIを入れたい

オイラ:具体的に社長はどんなことをしたいのですか?

担当者:分からないけどAIをしたいらしい。と言うか、良くわかってないからそれっぽい提案して。

オイラ:とりあえずは需給予測のシステムで良いんじゃないですか?毎回精度に担当者さん愚痴っているので。と言うよりも、工場視察して出来高の管理するのが一番かと…

担当者:社長は分からないから、それっぽく作ってくれれば良い。需給予測は何かしら欲しいから助かる。生産管理は社長管轄だから無理!

オイラ:承知しました。予算は?

担当者:相場分かってないから、10万円以下とか。…出来る?

オイラ:担当者さんが需給予測に使えれば良いということですよね?それなら予算は何とかします。後、保守費が月間1,000円でももらえれば嬉しいです。

担当者:そうそう。社長のイメージとしてボタン押してアウトプットが出来れば良いと思う。保守費は月にそれくらいなら出せると思う。

と言うことで、需給予測のシステムを導入することになりました。が、そもそものデータをセットするのも一苦労。過去のデータも結構欠損してたり、大幅にマスターが誤ってたりと問題が山積み。商品の在庫数量も手書きノートとかザラだし。

 

相手は年間売上高3億くらいの70歳近いオーナーの会社なので、こんなもんかなーとも思いますが、本当にたいそれた自社のシステムが要るのかなーと言うのが本音です。売上を伸ばしていく気も、彼らにはないし。

 

と言うことで、8月末までにそれっぽいのを仕上げて導入することになりましたとさ。

近況報告

気づくと結構期間が開いてしまった。弊社も徐々にコロナ関連での影響は出ているものの、まだ何とかなっている状態。この先はと言うと、まーまず分からないというのが本音。既存の売上はお客様からの荷物が来ないとシステムも動かないので。 また、契約直前だったお客様も一旦リスケすることになり、先は暗い要素もあります。

 

というために、「この先どうすっかなー」と言うのが本音です。資金繰りも余裕があるわけではないので、既存からマイナスになるとどうにもならんって感じですし。セーフティーネット等の特定業種での大枠で見たら、「うちは対象?対象外?」って感じです。それよりも、お客様が休業されて、システム導入の打合せも出来ないで、ずるずる延びたり、導入を見送った時点で売上にならんので、下手すりゃ倒産です\(^o^)/信金さんに決算の報告がてら相談したら、「最近黒字になってきたばっかだから貸し難いんですよね」とのご回答も頂いた訳だし。というような状況です。

 

一日でも早く収束してくれることを願いつつ、頑張っていきましょう。

 

零細企業だからこそ、選択と集中

良く言われることだが、うちのような零細企業では特に大事になってきます。「案件有りまーす!場所は福岡です。規模として決まれば、月に20万くらいの粗利になります。」って感じの物だと、申し訳ないけど却下です。そこに頻繁に通いフォローすること、他の仕事との兼ね合い、これらを考えたら今は無理ですね。関東と九州で往復するコストもバカにならないし、何より抱えている案件をフォローできる人員が減るってのが一番困る。現状、全員で受注した案件、仕掛けている案件を回しているので、二日とかでも欠けるのは痛いです。

 

また、案件が大きすぎてもお断りしております。何かあったときのフォローがそれほど大変になるので、身の丈に合わないと言うか合わなすぎるものは、リスクでしかありませんので。賠償だーって言われて、億単位の請求でも来たら、お手上げ\(^-^)/ですからね。

ってことで、手をどこにでも拡げるのではなく関東圏の一定基準の売上高の中小企業に絞って、事業領域と被る展開しております。

本当は、もっともっと細分化した上でやらなきゃとも思いますが、細かくし過ぎると、今度は被る部分がなくなる事態になりますので。うーん、難しいですorz 零細企業だからこそ、しっかり選択と集中しなきゃダメですね。

決算に備えて

さて、絶賛決算準備中なので決算書の作成の流れを備忘録として記載しておこうと思う。つぶさない限り、来年以降もあるから、忘れないようにというのがメインです。なお、弊社は弥生会計を使用してます。

 

①会計ソフトに売り上げ、仕入、人件費、交通費などの経費を仕分けして入力する。

 *勘定科目ごとにきちんと貸方、借方に振り分ける

②入力が終わったら、ひとまず試算表を確認する

 *試算表で貸方、借方が一致しているかがポイント

 *一致してなきゃ入力が間違っていることになるので、合うまでひたすら確認する。

③商品などあれば棚卸資産や資産の減価償却、取引先の倒産に備えた貸倒引当金を計上する。

④消費税の計算などをする

 *支払う消費税=仮払消費税−仮受消費税

 *ただし初年度は支払い無し。また、課税対象売上金額1,000万円未満は納税しないでも良い。

④決算書を出力する。

 *必ず、当期に使ったお金は当期で処理すること。修正申告などで面倒になる可能性有。

 

以上。正直これが正しい流れ化は分からん(笑)税理士さんからアドバイスされたやり方だし。過不足などあれば追記していきたい。

システム屋なのか?

一応弊社はシステム屋ってことではあるが、正直あまり自覚はない。と言うのも、基本的にお付き合いしている現場に合わせて、VBAを用いたExcelベースでのシステムがメインのため大掛かりなものは基本的にない。いいとこ、マクロ使ってボタンをポチポチすれば出来る程度の代物がほとんどですから。

 

と思っていたら、うちのシステムを入れている先には意外と好評だったりする。その理由を聞いたところ、「安価で、誰でも、何処でも、どんな環境でも使える」からとのこと。うーむ、こんなんで良いのかと思う場面がしばしば出ているが、まー評価されてるならば良しとしよう。

 

こう思うと、中小零細企業相手には、やはり大掛かりなシステムよりも、身近でお金を掛けないものが良いんだなーと改めて思うし、ここに合わせたUIの設計をしないと宝の持ち腐れになるんだろうなー。

守るのも大事

そろそろ一期が終わるわけですが、結構無理やりでも数字作ってきたなーと思うことがしばしば。粗利率2%くらいとかの案件も有ったりしますので。売り上げを作ることを優先してきましたが、決算準備で経費や売り買いのバランスを見ると、まーなかなかに悲惨な所も見えてきました。部分的に見たら真っ赤だったりしてますし。

 

来期からは、最低の粗利率を決めてそこを意識した動きをしないとと反省してます。ふたを開けてみたら「ボランティアじゃん!」ってレベルのお金しか残ってないのとかも嫌ですしね。粗利額12,000円とか、応援に行って作業したら直ぐに飛んじゃうレベルなのに、2カ月掛けたとか、今思うとあり得ないな(笑)

 

こう思うと、知ってはいたけどもいろいろとやるべきことがあるなー。社長業って。

資本金の増強

いろいろあって、資本金の増強を検討してみることに。まー税理士の先生とかに「決算どう?準備してんの?」と言われた際に、「来期以降の課題とかも考えた方が良いよ

。資本金増やすとかも踏まえて!」とアドバイスも頂きました。で、現状の資本金を少し増やして、与信力と許認可の面で検討してみても良いかなーと思った次第。まー、焼け石に水かもしれないですがOTL

 

と言うことで、決算後にその動きを取るためにも、今から準備したり調べておくことが多々出てきた。変更にもお金かかるとか含めて。と言うわけで、今年は資本金増やすかー。